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ありがとう生体院 Blog de column

目からウロコの健康法、
安心で美味しい食材情報、
人と環境にやさしい日用品の紹介、
子どもから学んだことなど、
お知らせしていきます。
| main | 『キレイな人は努力している』2006年8月8日メルマガより >>
『子どもへのまなざし』
子どもへのまなざし
子どもへのまなざし
佐々木 正美

児童精神科医が書いた本である。

子どもの行動のひとつひとつに、
ああ、そういうわけだったのか!と、納得がいく。

最近、5才の娘のトイレトレーニングが終わらないので、
体に問題でもあるのか?と心配していた。

心配もそうだけど、
「いい加減にしてよ。洗濯ものだらけじゃないの。」
というのが本音だ。
まったく、自分のご都合である。

おねしょは、毎晩2回、ジャージャーする。
なぜか防水シーツを敷いてないところにする。
しかも、布団と布団の間にする。
汚すならせめて片方だけにしてくれ。である。

昼もチビチビ漏らすので、洗濯物はパンツだらけ。
そんな生活が、もう3年も続いていた。
いいかげん、怒る方も、怒られる方も、うんざりだった。

そんな時、この本に出会った。

そして、
「なんで、トイレでおしっこできないの?」
「もう、紙パンツにしちゃうからね。」
と言って叱っていたのが、
どれだけ、娘のプライドを傷つけていたか、知った。

子どもは、お母さんが大好きなのだ。
だから、お母さんを困らせたくて、
わざと漏らしてるわけではないのだ。

自分でも、どうして漏らしちゃうのか分からないのに、
漏らすな!と怒られて、
とても切ない気持ちになっていたのだ。

私は、娘の気持ちを思って、泣いた。
そして、すぐに娘に言った。

「お母さん今まで、どうして漏らすのって叱ってきたけど、
もう怒るのやめるね。
怒られるのイヤだったよね。ごめんね。
いつかちゃんとトイレでできるようになるから。
それまで、お母さん、楽しみに待ってるね。」

娘は、黙って聞いていた。そして、言った。

「ほんとうに?ほんとうに、おかあさん、もうおこらない?」
「うん、怒らないよ。」
「よかったぁ。おかあさん、まっててね。わたし、がんばるね。」
「いいよ。ちゃんと待ってるよ。」

子どもは、いつだってがんばろうと思ってるんだ。
ちゃんとできるようになりたいって、思ってるんだ。

それから娘は、
漏らしたパンツをイスの後ろに隠したり、
漏らしたまま黙っていて、お尻がかぶれたりすることが
なくなった。

そして、漏らしちゃった時には、

「おかあさん、おこらないできいてくれる?
ちょっとだけ、もらしちゃったの。
でも、すぐにいえたよ。うそついてないよ。えらい?」

と、本当に怒らないか、ちょっとドキドキしながら報告するようになった。

「正直に言えてえらかったね。」

と言うと、とても満足そうな顔をする。
お母さんに、自分のがんばりを認めてもらえてうれしい。
というような、なんだか誇らしげな笑顔だ。

こういう体験を繰り返すうちに、
親や社会に対する信頼が育っていくんだろう。
そして、自分に対する自信も育っていくんだろう。

子どもは、本当にいろいろなことを教えてくれる。
子どもの問題行動と思われるようなことは、
問題と思っている親の方の問題なんだなと、
あらためて気づいたのだった。
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